『インシテミル』でミステリアスなOLを演じた綾瀬はるかが次に挑戦したい役は?
時給11万2000円。心理実験と称して、7日間も謎の館に閉じ込められ、常時監視化に置かれた男女10人を待ち受ける運命とは。米澤穂信のベストセラー小説を映画化した『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(10月16日公開)で、物語の鍵を握るであろう謎の女性・須和名祥子役を演じる綾瀬はるかにインタビューした。
――まずは脚本を読んだ時の感想を聞かせてください
「現実離れしていて、単純に怖いと思いました。須和名祥子は謎のOLで、どうしてこのゲームに参加したかもわからない。何がしたいのか、何が目的なのか、全く理解できない女性でした」
――演技について監督から注文はありましたか?また綾瀬さん自身が気を付けた点はありましたか?
「感情を表に出さないミステリアスな女性で、参加目的も謎、しかも●●ということで、とても難しかったです。感情をどこまで抑えて、どこまで出すかも監督と常に相談しながらやりました」
――原作は読まれましたか?
「今回、最初にお話をいただいた時に、原作と大きく異なるということを聞いていたので、読みませんでした。撮影現場ではその分、監督と何度も話をして、須和名祥子という役を作り上げていきましたね。実は、監督から『須和名祥子には裏設定があって、●●なんだよ』と聞かされ、それを頭に置いて演じました」
――藤原竜也さん演じる結城理久彦とのラストシーンがとても印象的でした。ここはどんな気持ちで演じられましたか?
「結城理久彦はとても素直な人で、もしこんな素直な人ともっと早くに出会えていたら、変われていたんじゃないかな。淡い恋心を抱きながらも、しかし須和名祥子自身としての立ち位置があり、女としては揺れているけど、それを振り払う。でもやっぱり割り切れない本質的なものがあって、複雑な心境だったと思います」
――本作は密室サスペンスですが撮影現場はどうでしたか?
「待っている間もあの空間の中なので、緊張感があって。照明も怖いし、特に霊安室の所は本当に怖かったです。だからリアルな怖さが素直に出ているんじゃないかな。撮影の合間は幾つかのグループに分かれていて、私は片平さんと武田さんとよく一緒になっていました。(どんな話をしていましたか?)武田さんの家族の話とか、武田さんの人生についてとか、武田さんのことばかりでしたね(笑)」
――もし本作のような状況に置かれたら綾瀬さんならどうしますか?
「私だったら隠れて、隠れて、誰にも気付かれないようにしています!」
――時給11万2000円、7日間で約1600万円になります。今、そのお金が手に入ったら綾瀬さんは何をしますか?
「家族に1/3あげて、残り2/3は貯金します。でも、手元には50万円から100万円ぐらい残しておいて、ご飯食べたり、洋服買ったりしたいです」
――7日間休みがあったら何がしたいですか?
「温泉旅行がしたいです。のんびり温泉に浸かって、おいしい物を食べたいですね」
――藤原竜也さんとのエピソードで印象に残ったことはありますか?
「初めて顔合わせをして、本読みをした日に『楽しくやろうね』と言ってくださって、それでふっと楽になりました。それがとても印象に残っています」
――今後やってみたい役は何でしょうか?
「これまでコメディが多かったので、正反対の悪女をやってみたいです。暗い感じの役に挑戦してみたいですね。私の中にも暗い部分があると思うので」
最後に少し意地の悪い質問をしてみた。「原作ファンはこの映画をどのように見ると思いますか?」と。彼女は答える。「リアルな話ではないので娯楽作品として見ていただけたら嬉しいです」。本作冒頭で結城理久彦が須和名祥子と出会うシーンがあるが、そこで見せる天使のような微笑みはこのインタビューでも健在だった。そしてこの答えと共に天使の微笑みが返ってきた。綾瀬はるかの魅力、ここにありだ。ピュアで清々しいばかりの彼女を見ていると、無条件に応援したくなる。前回のインタビュー同様、またもやノックアウトされてしまった。余談だが、背中のぱっくり開いたドレスにどぎまぎしたことは言うまでもない。【MovieWalker】
※●●はネタバレとなるためあえて伏せ字としました
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「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」
米澤穂信のミステリー小説を「リング」の鬼才・中田秀夫監督が映画化。巨額の報酬を求め、とある館にやってきた10人の男女による生き残りをかけた究極のゲーム…
(公開日:2010年10月16日(土))
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